100日後、クラスの王子に告白されるらしい
11月02日、日曜日
夕方、ポケットの中のスマホが震えた。
一ノ瀬の名前が表示されている。
『あと37日! なんとか勝てて、準決勝進出決定! 来週は見に来てくれよ』
そっか、勝ったんだ。
ぼんやりしてたら写真が送られてきた。
一ノ瀬が双葉くんやメイサちゃん、サッカー部のみんなと笑って映ってる写真。
たまに絡んでくる1年の女マネ3人も映ってる。
……私がいなくたって勝てるじゃん。
「莉子ー、そろそろ移動するわよー」
「はーい」
ママに呼ばれてスマホをしまう。
今日はおじいちゃんの法事だ。
法事はもう終わってて、今から親戚で食事会。
返事は、後ででいいか。
今返すと、かわいくないこと、言っちゃいそうだから、ポケットに手を突っ込んで、スマホの電源を切る。
一ノ瀬の名前が表示されている。
『あと37日! なんとか勝てて、準決勝進出決定! 来週は見に来てくれよ』
そっか、勝ったんだ。
ぼんやりしてたら写真が送られてきた。
一ノ瀬が双葉くんやメイサちゃん、サッカー部のみんなと笑って映ってる写真。
たまに絡んでくる1年の女マネ3人も映ってる。
……私がいなくたって勝てるじゃん。
「莉子ー、そろそろ移動するわよー」
「はーい」
ママに呼ばれてスマホをしまう。
今日はおじいちゃんの法事だ。
法事はもう終わってて、今から親戚で食事会。
返事は、後ででいいか。
今返すと、かわいくないこと、言っちゃいそうだから、ポケットに手を突っ込んで、スマホの電源を切る。