この恋、予定外すぎて困ってます


***



次の日。

朝から体がだるくて、起き上がれなかった。
頭が重くて、視界がぼやけて何も考えられなかった。

多分――

涼ちゃんが、見に来てくれた気がする。
でも、それどころじゃなかった。

病院? 行ったのか?

洋子さんの声が遠くで聞こえて、消毒の匂いが鼻をついた。



「点滴しますねー」



女の人の声が最後に聞こえて、そこから記憶がない。
目を開けると、左手に違和感。

見てみると――

涼ちゃんが、俺の手を握ってくれていた。
その手は、あたたかくて、少しだけ震えていた。



「涼ちゃん」



名前を呼ぶと、涼ちゃんがびくっとして起き上がった。

そして、俺のおでこにそっと手を当てた。


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