この恋、予定外すぎて困ってます
「涼ちゃん、ずっと手握っててくれたの?」
そう聞くと、涼ちゃんはあたふたして目を泳がせた。
「あ…えっと、これはその…」
俺のこと、嫌になったんじゃなかったの?
そう思って、少しだけ不安になった。
でも――
「そうです、安心するかなと思って」
そう言って、涼ちゃんはほほ笑んだ。
その笑顔を見た瞬間、胸がじんわりあったかくなった。
安心する。
涼ちゃんの笑顔を見ると、それだけで全部どうでもよくなるくらい心が落ち着いた。
「俺、子どもみたいじゃん」
弱いとこばっか見せて、恥ずかしくなった。
これじゃ、どっちが年上か分からない。
でも――
涼ちゃんの手を、ギュッと握ってみた。
それでも、涼ちゃんは離さなかった。
その手のあたたかさが、心に染みていく。
あー、どうしよう。
涼ちゃんと、ずっと一緒にいたい。