この恋、予定外すぎて困ってます
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昼休み。
パックのジュースを片手に、 校内をふらふらしてると、 大智が面倒くさそうに言ってきた。
「晴人、今日も探すのか?楽しみに待っとけばいいだろ?」
「そんなこと無理~」
だって、これから一緒に暮らすんだよ?
家で毎日顔合わせるんだよ?
どんな子か、見極めないと。
──────────中学1年のころ。
俺の家は、静かに崩れていった。
母さんが、知らない男を家に入れていた。
リビングに響く、聞きたくもない声。 見たくもない笑顔。
吐き気がした。
初めてその光景を目撃したとき、母さんは俺に近づいてきて、タバコの匂いをまといながら言った。
「晴人、お父さんには内緒よ。お母さんがいなくなったら困るでしょ」
その言葉、 今でもはっきり覚えてる。