社長、社内恋愛は禁止のはずですが
「俺は――遥香のヒーローになりたいっ!」

その叫びと同時に、灼けるような熱が一気に溢れ出し、私の中を満たしていった。

「ああっ……!」

深いところまで、彼のすべてが刻み込まれる。

直哉さんで埋め尽くされる幸福に、胸がいっぱいになる。

そして彼は、震える声で続けた。

「そして……遥香を、俺のヒロインにする。」

涙が滲み、頬を濡らしたまま、私は必死に頷いた。

「はい……直哉さん……」

二人だけの誓いが、熱と涙で結ばれた瞬間だった。

「直哉さん……好き。」

溢れる想いは、もう抑えられなかった。

「ずっと……ずっと好きだったの。」

言葉にした瞬間、止めどなく涙が溢れて、頬を伝った。

直哉さんは驚いたように目を見開き、それから静かに微笑んだ。

「嬉しいよ。遥香の気持ち……俺が、全部独占してる」

そのまま頬に大きな掌を添えられ、唇を塞がれる。

熱を帯びたキスは、涙と共に甘く絡まり、胸の奥まで愛が流れ込んでくるようだった。
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