社長、社内恋愛は禁止のはずですが
その瞬間、胸が高鳴る。

直哉さんが私のデスクにやってきて、誇らしげな笑みを浮かべた。

「水城、やったぞ。次は相手先でのプレゼンだ。」

「やりましたね、社長!」

思わず立ち上がり、直哉さんの差し出した手を強く握った。

温かい感触に、心まで熱くなる。

「プレゼンは来週の月曜日だ。」

直哉さんの声は、いつになく引き締まっていた。

「その間、シミュレーションを徹底的にやっておこう。」

「はい。」

力強く頷いた。

頭の中では、プレゼン会場の光景が浮かんでいた。

緊張するだろう。でも、私には直哉さんがいる。

彼が隣で支えてくれる。必ず成功させてみせる。

胸の奥に湧き上がる期待と決意を抱きながら、私は再びパソコンを開いた。

準備の一秒たりとも無駄にできない――そう思えた。
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