社長、社内恋愛は禁止のはずですが
「遥香、俺だけを感じて。」

低く囁かれたその声と同時に、直哉さんの熱がぐっと私の中へと押し入ってきた。

「ああっ!」

鋭い快感に体が弓なりに反る。奥まで届く強い圧迫感に、思わず息を詰めてしまう。

「すごい……遥香の中、熱くて……俺を締めつけてくる……」

耳元で囁かれる言葉が、さらに火照りを煽る。

腰をゆっくりと引かれるたび、敏感になった内壁が擦られて、甘い痺れが全身を走った。

「んんっ……あっ……直哉さん……!」

涙がにじむほどの快感。それでも彼は一層深く、奥を確かめるように突き上げてくる。

「もっと……遥香を感じたい……」

彼の腕にしっかりと抱きしめられ、まるで一つに溶け合ってしまうようだ。

胸板に頬を押しつけると、鼓動が私と同じ速さで打っているのが分かった。
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