本日、仕事のために愛されママになります~敏腕社長は契約妻への独占愛を手加減しない~【愛され最強ヒロインシリーズ】
お迎えのミッションを無事にクリアしてほっとしたのも束の間、帰宅したら休む間もなく夕飯づくりだ。
「望くん、まずは手を洗おうね」
「うがいもしよう」
「すぐにご飯作るから、おにぎりセイバーで遊んでてね」
青葉がいつもしているルーティンを素早く済ませ、ぬいぐるみを手渡す。エプロンを着け、いざキッチンに立った。
これまで食事づくりは青葉に頼りきり。ひとり暮らしをしていたときもめったに作らなかったが、手作りを推奨する青葉に任されたからにはデリバリーで手を抜くわけにはいかない。
(やればできるんだから、やれば)
心の中で呪文のように唱え、キッチンカウンターに冷蔵庫やパントリーから出した食材を並べる。今夜のメニューは子どもならみんな大好き、オムライスである。
(不足しがちな野菜はスープで摂れば、青葉さんにも納得してもらえるかな)
久々に握る包丁で涙を流しながら玉ねぎを刻んでいると、不意にスカートをツンツンと引っ張られた。望だ。