本日、仕事のために愛されママになります~敏腕社長は契約妻への独占愛を手加減しない~【愛され最強ヒロインシリーズ】
「……ありがと」
タオルのやわらかな感触とともに青葉の手のぬくもりが伝わり、頬が熱い。
ふと視線を落とすと、濡れたブラウスが肌に張りつき、下着のラインがはっきりと透けて見えた。
「っ!」
慌てて両腕で胸元を隠すようにしながら恥ずかしさで顔を上げると、青葉の目と合った。
タオルを動かすのを止めた青葉と視線が絡み合う。どことなく熱っぽさを感じる眼差しに、莉乃の心臓は強く跳ねた。
タオルを握る彼の手がわずかに緩み、莉乃に一歩近づく。
「莉乃」
青葉に名前を呼ばれ、その声に引き寄せられるように莉乃の体がほんの少し前に傾く。次の瞬間、どちらからともなく顔が近づき、唇が触れ合った。
ためらいがちに互いの気持ちを探るように優しく重なり合っていた唇は、徐々に熱を帯びていく。
莉乃は自然と青葉の背に腕を回し、そのぬくもりに身を委ねる。バスルームの湿った空気の中で、ふたりの鼓動だけが静かに響き合っていた。
タオルのやわらかな感触とともに青葉の手のぬくもりが伝わり、頬が熱い。
ふと視線を落とすと、濡れたブラウスが肌に張りつき、下着のラインがはっきりと透けて見えた。
「っ!」
慌てて両腕で胸元を隠すようにしながら恥ずかしさで顔を上げると、青葉の目と合った。
タオルを動かすのを止めた青葉と視線が絡み合う。どことなく熱っぽさを感じる眼差しに、莉乃の心臓は強く跳ねた。
タオルを握る彼の手がわずかに緩み、莉乃に一歩近づく。
「莉乃」
青葉に名前を呼ばれ、その声に引き寄せられるように莉乃の体がほんの少し前に傾く。次の瞬間、どちらからともなく顔が近づき、唇が触れ合った。
ためらいがちに互いの気持ちを探るように優しく重なり合っていた唇は、徐々に熱を帯びていく。
莉乃は自然と青葉の背に腕を回し、そのぬくもりに身を委ねる。バスルームの湿った空気の中で、ふたりの鼓動だけが静かに響き合っていた。