本日、仕事のために愛されママになります~敏腕社長は契約妻への独占愛を手加減しない~【愛され最強ヒロインシリーズ】
現に青葉とはあの夜以来その件について話していないし、ふたりの間にはなにも起こっていない。そもそも今は望の祖父母の件でそれどころではないのだ。
「青葉さん、この物件すごく魅力的。賃料や契約条件も予算内で現実的だし、本当にありがとう」
心からの感謝のほかにほのかな甘さが混じってしまい、莉乃はそれを隠そうと慌てて資料に視線を戻した。
航希はそんな様子にめざとく気づいたのか、軽く眉を上げて青葉と莉乃を交互に見る。
「……姉貴たち、なにかあった?」
一カ月前に青葉と過ごした夜を思い出してドキッとした。
「べ、べつになにもないけど」
鋭い観察眼に、しどろもどろになる。青葉と目が合ったが、即座に逸らした。不自然極まりない。
「そう? うまく説明できないけど、なんかいい雰囲気」
「青葉さん、この物件すごく魅力的。賃料や契約条件も予算内で現実的だし、本当にありがとう」
心からの感謝のほかにほのかな甘さが混じってしまい、莉乃はそれを隠そうと慌てて資料に視線を戻した。
航希はそんな様子にめざとく気づいたのか、軽く眉を上げて青葉と莉乃を交互に見る。
「……姉貴たち、なにかあった?」
一カ月前に青葉と過ごした夜を思い出してドキッとした。
「べ、べつになにもないけど」
鋭い観察眼に、しどろもどろになる。青葉と目が合ったが、即座に逸らした。不自然極まりない。
「そう? うまく説明できないけど、なんかいい雰囲気」