本日、仕事のために愛されママになります~敏腕社長は契約妻への独占愛を手加減しない~【愛され最強ヒロインシリーズ】
 小さな声が震える。


 「いいのよ。無事でほんとによかった」
 「りのとパパに……あいたかった。でもわかんなくなって……」


 望はしゃくり上げながら、莉乃の服をぎゅっと掴んだ。


 「私こそ、望くんに寂しい思いをさせてごめんね」


 いつの間にか頬を伝っていた涙を拭いながら、引き離した望の額に自分の額をくっつける。望の小さな体は震えていたが、しっかり伝わるぬくもりに安堵した。


 「莉乃! 望いたのか!」


 遠くから駆け寄ってくる青葉に大きく頷いて答える。莉乃たちの元までやって来た青葉はその場に膝を突き、莉乃ごと望を抱きしめた。


 「望! お前、なんてやつだ……!」


 青葉は望の頭を撫で、声を詰まらせる。
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