本日、仕事のために愛されママになります~敏腕社長は契約妻への独占愛を手加減しない~【愛され最強ヒロインシリーズ】
 青葉は軽く肩を上げ下げし、最後は冗談めかした。

 (あれはデートでも密会でもなかったんだ……)

 内心で安堵の息をつきながらも、早とちりが恥ずかしい。


 「尾行なんてして情けないわ」


 うっかり白状してしまい、慌てて口を手で押さえたが時すでに遅し。


 「尾行?」


 青葉がその部分を繰り返す。目が笑っているようにも見えるが、絶対に呆れているに違いない。


 「あっ、えっとそれはその違うの! あ、違わないけど、つまりその……」


 しどろもどろな言葉は言い訳にもならない。なにをどうしたって、彼のあとをつけた事実は覆せないのだ。
 そうこうしているうちに、青葉は肩を揺らしてクククと笑いはじめた。


 「笑うなんてひどい。真剣だったんだから」
 「いや、悪い。あんまりかわいいから」
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