7日間の恋






「稲葉さん…酔っぱらってます?」

思ったことを口にしちゃう私は最初の頃とはまったく違う。


慣れ…かな?


『あはは、酔っぱらってるかもしれなーい』

稲葉さんは笑いながらそんなことを言う。


酔っぱらってるかも…って完全に、酔ってます。



「ホントに…大丈夫ですか?

いつもとなんか…違いますよ??」


そう言うと今まで笑っていた稲葉さんが眉間にシワをよせてうなり出す。

んん…??

何を考え始めたんだろう。




『そうだなぁ…

やっぱり最後だし、笑ってたいじゃん?』



『最後』

どうやらこのワードは今日だけで何回も聞きそうだ。



でもそれは仕方がないことで。

そんなこと、私だって分かってる。



淋しい。


だけど、仕方ない。



でもやっぱり……



寂しい…よ










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