本気の恋も三度まで〜恋愛したくなったら同僚がチャンスをくれました
気さくな中田に茉琴も次第に打ち解け、撤収作業が終わる頃には、敬語も抜けて気軽に話せるようになっていた。



主催である美咲の挨拶で全体の解散となった。
解散まで残っている運営側の人員だけでも20人ほどはいる。これだけの規模を会社に勤めながら継続できるのは本当にすごいことだと思う。

美咲が出店者らしき人たちに囲まれて話をしていると、圭人は彼らに会釈して、茉琴の方へ向かってくる。すると美咲の側を離れた圭人のもとへ、すかさず数人の女性がやってきた。

圭人が女性たちに囲まれて話をしている様子をしばらく遠巻きに見ていた。
このまま待っていようか、圭人に断りを入れて先に帰ろうかと迷っていると中田が遠慮がちに声をかけてきた。

「水野さん、よかったら一緒に帰らない?」

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