本気の恋も三度まで〜恋愛したくなったら同僚がチャンスをくれました
「いいの?中田くんの迷惑でなければ、、」
「水野は僕が送ります」
帰る口実ができた、とホッとした茉琴がいいかけた声に、圭人が被せて答えた。
「ちょっと神谷!」

圭人は呆気に取られる女性たちに真顔で軽く挨拶すると茉琴そばへやってきて、茉琴を睨む。

「圭人もう帰るの?
せっかくだから茉琴さんも一緒にランチでもどう?」
話し終えた美咲は、圭人の表情も気にも止めず和かに声をかけた。

「いや、ここで失礼する」
圭人は美咲の誘いにも冷たく答え、茉琴に向かって行こう、と促し駐車場の方へ歩き出した。

「あら、残念。
茉琴さん今日はありがとう。
またぜひ参加してね。次はゆっくりお話ししましょう」
美咲は笑顔で茉琴に手を振る。

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