本気の恋も三度まで〜恋愛したくなったら同僚がチャンスをくれました


神谷?

着信から一時間ほど経っている。
何か約束をしていたわけでもないのにこんな時間に圭人から連絡が入るのは珍しい。

着信は一回のみ。
SNSにもメッセージはないようだから、仕事での緊急の内容ではないだろう。


迷った茉琴はメッセージを送った。

『ごめん、着信今気づいた。かけて大丈夫?』

ほどなく既読になり、
『悪い。明日連絡する』と返信が届いた。

来週ではなく明日、わざわざ休日に連絡するというのは珍しい。

金曜の夜。
圭人は直帰の予定だった。
彼は仕事を終えて、誰とどこで過ごしていたのか。

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