どっちの愛も、重すぎて息ができない。

「やっと、俺を選んでくれたね。」

耳元に落ちる声は微かに震えていて
でも少し甘くて、

私もさっきまで張り詰めていた心が
開放される気分になった。


湊は悲しそうに顔を歪めている。
だけど最後には笑って


「幸せになれよ!まあ?奏多が嫌いになったら、俺のとこいつでも来て。ずっと空けとくから。」といつもの優しい声で笑う


そしたら奏多が後ろから

「悪いけど空けとくだけ無駄じゃない?そんな事絶対有り得ないから。」


奏多ルートfin.
















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