桜が咲く時まで、生きていたい
「姫、かわいい。大好きだ。ずっとこうしていたい…」
「ちょ…!」
突然のことばかりな上に、そんなことを言われてしまい、姫奈の顔に瞬時に熱が集まる。
普段から愛情表現はしてくれるが、ここまで甘える子犬みたいになるのは初めてだった。
それに、離そうとしない。
「そ、宗一郎くん?」
「嫌だ。離さない。病院でも本当はずっとこうしていたいんだ。でも、我慢している」
そうなのか…。でも、なぜ?
「だって、病院はいつ誰が入ってくるかわからないし、その…姫もあんまりみられたくないかと思って」
なんとかわいいことを言うのだろう、この人は。
「そうだね、確かにそうだけど、なんかもう手遅れな気が…」
だって、宗一郎が姫奈のことを溺愛しているのは院内で過ごす人たちにとってはもう当たり前で見慣れた光景になっているし、逆に院内の人たちはその光景を見るのが一種のお楽しみになってしまっているようなのだ。
だってこの前も…
『あら、姫奈ちゃんじゃないの!今日、宗一郎くんは?』
『今日は、検査なので来ないですよ。それがどうかしたんですか?』
『あらぁ、残念ねぇ。二人が一緒にいるのをみたいのに。ところで、ハグしたりはしないのぉ?』
これは、入院している隣の部屋のおばあちゃんとの会話。
『あら、姫奈ちゃん。あなたたちってばいつ部屋に入ってもおしゃべりしたりばっかりよねぇ。健全すぎるのよ!』
『そ、そう言われましても…』
『もっとイチャイチャしてもいいのよ?てかしなさい!逆に心配になってくるわ…。いい?まず第一に顔がいいのよあなたたち。その二人のイチャイチャをみれるのは癒しなわけ。わかった?』
これは、病院に勤めるとある看護師さんとの会話。なぜか妙に説得されてしまった。
「なるほど、もっとイチャイチャしていいんだな」
今の話を聞いた宗一郎が嬉しそうにし、離してくれるかと思ったが、それは無理だった。
この幸せな時間が、続けばいいのに…。時間が、止まってしまえばいいのに…。
その後、羽田が降りてきて、茶化すまで宗一郎は離してくれなかった。
「ちょ…!」
突然のことばかりな上に、そんなことを言われてしまい、姫奈の顔に瞬時に熱が集まる。
普段から愛情表現はしてくれるが、ここまで甘える子犬みたいになるのは初めてだった。
それに、離そうとしない。
「そ、宗一郎くん?」
「嫌だ。離さない。病院でも本当はずっとこうしていたいんだ。でも、我慢している」
そうなのか…。でも、なぜ?
「だって、病院はいつ誰が入ってくるかわからないし、その…姫もあんまりみられたくないかと思って」
なんとかわいいことを言うのだろう、この人は。
「そうだね、確かにそうだけど、なんかもう手遅れな気が…」
だって、宗一郎が姫奈のことを溺愛しているのは院内で過ごす人たちにとってはもう当たり前で見慣れた光景になっているし、逆に院内の人たちはその光景を見るのが一種のお楽しみになってしまっているようなのだ。
だってこの前も…
『あら、姫奈ちゃんじゃないの!今日、宗一郎くんは?』
『今日は、検査なので来ないですよ。それがどうかしたんですか?』
『あらぁ、残念ねぇ。二人が一緒にいるのをみたいのに。ところで、ハグしたりはしないのぉ?』
これは、入院している隣の部屋のおばあちゃんとの会話。
『あら、姫奈ちゃん。あなたたちってばいつ部屋に入ってもおしゃべりしたりばっかりよねぇ。健全すぎるのよ!』
『そ、そう言われましても…』
『もっとイチャイチャしてもいいのよ?てかしなさい!逆に心配になってくるわ…。いい?まず第一に顔がいいのよあなたたち。その二人のイチャイチャをみれるのは癒しなわけ。わかった?』
これは、病院に勤めるとある看護師さんとの会話。なぜか妙に説得されてしまった。
「なるほど、もっとイチャイチャしていいんだな」
今の話を聞いた宗一郎が嬉しそうにし、離してくれるかと思ったが、それは無理だった。
この幸せな時間が、続けばいいのに…。時間が、止まってしまえばいいのに…。
その後、羽田が降りてきて、茶化すまで宗一郎は離してくれなかった。