桜が咲く時まで、生きていたい
その日以降、体に不調が出ることが多くなり、思うように毎日を過ごせなくなっていた。

「体育祭のことですけど、姫奈も出ない?応援団かチアで」

そしてあの一件以降、凛とも仲良くなっていた。病院に遊びに来てくれるぐらいには。

「もちろん、検査の数値が良かったら、だけど」

「そうだね…チア、やりたいな…」

「やりたい、じゃなくてやるのよ!いい?絶対に次の検査でいい結果を出しなさい!練習時間が少ないとか、心配しなくていいから!全部私に任せなさい!」

用事はそれだったようで、そのことについて話すと今日は帰ってしまった。

後から宗一郎に聞いたのだが、たまに学校に行った時に絡んでくる女子たちがいなくなったのは、凛が統率しているかららしい。

姫奈守り隊にも入っているそうだ。

それでも絡んでくる女子がいなくなったのは、凛じゃなかったらできなかったことだ。彼女は学校の中でも有名な一軍女子だ。そんな彼女から目をつけられるとまずいと思ったのだろう。

無事、翌日の検査結果でいい結果を出し、小牧先生にも渋々了承を得られた。

サポートメンバーが必ずそばにいる、という条件で、だが。

それからは毎日チアの練習をし、学校にもいき、毎日のように忙しく過ごした。

体育祭が近づくにつれ、痺れや手足に力が入らなくなるなどの症状に加え、時々激痛が走るようになった。

これは、誰にも言ってないことだ。

その分、病院に戻ってからはなるべく体を休めるように心がけた。

凛は姫奈の体になるべく負担がかからないようにチアの振り付け、移動などを考えてくれた。

同じクラスのチアのメンバーもそれはもう気を使ってくれている。みんなの努力を無駄にはしたくない。

日々、頑張る毎日だった。
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