すべてを失って捨てられましたが、聖絵師として輝きます!~どうぞ私のことは忘れてくださいね~
そして、ついに私の出生がはっきりする日がやって来た。
私はその日、エレノア様とカレンと3人でお茶の時間を楽しんでいた。
ふたりは私にスヴェンとの思い出やカルベラ国のことをよく聞かせてくれた。
そんな穏やかな時間が流れていた矢先に、扉が慌ただしく開き、ハルトマン侯爵が息を切らして飛び込んできた。
その背後からエリオスも続いた。
侯爵は私たちに向かって声高に私の名を呼んだ。
「レイラ!」
エレノア様は眉をひそめて訊ねる。
「何事ですか? せっかくのお茶の時間が台無しですよ」
「ああ、ごめん。母さん、落ち着いてくれ。緊急なんだ」
「落ち着くのはあなたです」
エレノア様がぴしゃりと言うと、侯爵は息を整えながら私へ目を向けた。
そして、彼は強い口調ではっきりと告げる。
「レイラは間違いなくハルトマン家の血を引いていた。母さんと血が繋がっていることが証明されたんだ!」
そのひとことで、場の空気が一瞬で変わった。
エレノア様の顔色が瞬時に変わり、椅子から立ち上がろうとしてよろめいた。
侍女がすばやく彼女を支えた。
私は手にしていたカップを強く握りしめ、ざわめく鼓動の音が耳に響いた。
私はその日、エレノア様とカレンと3人でお茶の時間を楽しんでいた。
ふたりは私にスヴェンとの思い出やカルベラ国のことをよく聞かせてくれた。
そんな穏やかな時間が流れていた矢先に、扉が慌ただしく開き、ハルトマン侯爵が息を切らして飛び込んできた。
その背後からエリオスも続いた。
侯爵は私たちに向かって声高に私の名を呼んだ。
「レイラ!」
エレノア様は眉をひそめて訊ねる。
「何事ですか? せっかくのお茶の時間が台無しですよ」
「ああ、ごめん。母さん、落ち着いてくれ。緊急なんだ」
「落ち着くのはあなたです」
エレノア様がぴしゃりと言うと、侯爵は息を整えながら私へ目を向けた。
そして、彼は強い口調ではっきりと告げる。
「レイラは間違いなくハルトマン家の血を引いていた。母さんと血が繋がっていることが証明されたんだ!」
そのひとことで、場の空気が一瞬で変わった。
エレノア様の顔色が瞬時に変わり、椅子から立ち上がろうとしてよろめいた。
侍女がすばやく彼女を支えた。
私は手にしていたカップを強く握りしめ、ざわめく鼓動の音が耳に響いた。