すべてを失って捨てられましたが、聖絵師として輝きます!~どうぞ私のことは忘れてくださいね~
ある日、ハルトマン侯爵が一通の手紙を私に届けた。
封蝋にはオルナード国の紋章が刻まれていた。
「君の評判はカルベラ王宮でも話題になっているが、まさかオルナード国にまで届いているとはね」
侯爵の言葉に、私は少し複雑な気持ちになった。
もともとあの国で聖絵師として働いていたのに、こうして異国から噂として自分の名が届くなんて不思議なものだ。
「オルナード王宮は君をパーティに招待したいと言っている。もちろん、ハルトマン家の一員として」
王宮のパーティに出れば、セリスやアベリオと顔を合わせることになる。
それでも、いつまでも逃げている自分でいたくはなかった。
これからは、堂々と生きていきたい。
私にはもう、かけがえのない家族がいる。
そして、私を支えてくれる人も。
「承りますわ」
そう答えると、侯爵は肩の力を抜いたように、穏やかに微笑んだ。
こうして私は、自分の故郷へ戻ることになった。
王宮への招待には、エリオスも同行してくれるという。それが何よりの安心だった。
封蝋にはオルナード国の紋章が刻まれていた。
「君の評判はカルベラ王宮でも話題になっているが、まさかオルナード国にまで届いているとはね」
侯爵の言葉に、私は少し複雑な気持ちになった。
もともとあの国で聖絵師として働いていたのに、こうして異国から噂として自分の名が届くなんて不思議なものだ。
「オルナード王宮は君をパーティに招待したいと言っている。もちろん、ハルトマン家の一員として」
王宮のパーティに出れば、セリスやアベリオと顔を合わせることになる。
それでも、いつまでも逃げている自分でいたくはなかった。
これからは、堂々と生きていきたい。
私にはもう、かけがえのない家族がいる。
そして、私を支えてくれる人も。
「承りますわ」
そう答えると、侯爵は肩の力を抜いたように、穏やかに微笑んだ。
こうして私は、自分の故郷へ戻ることになった。
王宮への招待には、エリオスも同行してくれるという。それが何よりの安心だった。