すべてを失って捨てられましたが、聖絵師として輝きます!~どうぞ私のことは忘れてくださいね~
「何を、言っているの? じゃあ、私の描いた絵はどこへ……?」
「別のお客様が購入しているわ。あなたの絵を依頼していたのは上級貴族たちよ。でも、その絵に癒やし効果が失われていることを知り、どんどんお客様が減っていったの。だから、代わりに私の描いた絵を彼らに納品して、あなたの描いた絵は格安で下級貴族か平民へ……」
「やめて!」
思わず叫ぶと、セリスは哀れむような顔を私に向けた。
「辛いわよね。苦しいわよね。だから私はあなたのプライドを守るために嘘をついたのよ。レイラは最近絵画以外のことで忙しくて余裕がないって」
「だからって、私が遊び歩いているなんて……」
「能力を失ったことを知られるよりはずっといいでしょ。芸術家なんてみんな遊びで刺激を受けて創作するのだから気にする必要はないわ」
「なんて勝手なことを……!」
私の抗議などお構いなしで、セリスは微笑みながら、私の両手をぎゅっと握る。
「大丈夫よ、レイラ。顧客を選ばなければ、依頼はたくさん来るわ。元気出して」
私はセリスの手を振りほどいた。
「放して。あなたの顔なんて見たくない!」
「別のお客様が購入しているわ。あなたの絵を依頼していたのは上級貴族たちよ。でも、その絵に癒やし効果が失われていることを知り、どんどんお客様が減っていったの。だから、代わりに私の描いた絵を彼らに納品して、あなたの描いた絵は格安で下級貴族か平民へ……」
「やめて!」
思わず叫ぶと、セリスは哀れむような顔を私に向けた。
「辛いわよね。苦しいわよね。だから私はあなたのプライドを守るために嘘をついたのよ。レイラは最近絵画以外のことで忙しくて余裕がないって」
「だからって、私が遊び歩いているなんて……」
「能力を失ったことを知られるよりはずっといいでしょ。芸術家なんてみんな遊びで刺激を受けて創作するのだから気にする必要はないわ」
「なんて勝手なことを……!」
私の抗議などお構いなしで、セリスは微笑みながら、私の両手をぎゅっと握る。
「大丈夫よ、レイラ。顧客を選ばなければ、依頼はたくさん来るわ。元気出して」
私はセリスの手を振りほどいた。
「放して。あなたの顔なんて見たくない!」