すべてを失って捨てられましたが、聖絵師として輝きます!~どうぞ私のことは忘れてくださいね~
エレノア様が私の前に進み出て、静かに、しかし力強く言葉を紡いだ。
「レイラの実の父は、私の息子スヴェンです。光の絵を描く聖絵師であり、レイラもその血を受け継いでいます。この子は奇跡の絵を描く、奇跡の子なのです」
その瞬間、広間にどよめきが走った。
「聞いたことがあるぞ、奇跡の絵を描く聖絵師が現れたと」
「まさかそれがレイラだったなんて……」
「私は昔レイラの絵を依頼したが、とてもよかった。噂のような冷たい人間とは思えない」
「育ての親を捨てるほどの何か事情があったのではないか?」
「スレイド伯爵、まさか虐待していたのでは?」
会場の空気が一気に変わっていくのが伝わる。
父は青ざめ、周囲に「違う」とか「誤解だ」と叫んでいる。
アベリオはただ茫然と立ち尽くしていた。
そのとき――
「嘘よっ! そんなの、嘘に決まってるわ!」
甲高い叫び声が響いた。
視線が一斉に向かう先に立っているのはセリスだ。
「レイラがそんな絵を描けるはずがない! だって、あの子の腕は壊れているのよ!」
その声には、焦りと嫉妬と狂気が滲んでいた。
「レイラの実の父は、私の息子スヴェンです。光の絵を描く聖絵師であり、レイラもその血を受け継いでいます。この子は奇跡の絵を描く、奇跡の子なのです」
その瞬間、広間にどよめきが走った。
「聞いたことがあるぞ、奇跡の絵を描く聖絵師が現れたと」
「まさかそれがレイラだったなんて……」
「私は昔レイラの絵を依頼したが、とてもよかった。噂のような冷たい人間とは思えない」
「育ての親を捨てるほどの何か事情があったのではないか?」
「スレイド伯爵、まさか虐待していたのでは?」
会場の空気が一気に変わっていくのが伝わる。
父は青ざめ、周囲に「違う」とか「誤解だ」と叫んでいる。
アベリオはただ茫然と立ち尽くしていた。
そのとき――
「嘘よっ! そんなの、嘘に決まってるわ!」
甲高い叫び声が響いた。
視線が一斉に向かう先に立っているのはセリスだ。
「レイラがそんな絵を描けるはずがない! だって、あの子の腕は壊れているのよ!」
その声には、焦りと嫉妬と狂気が滲んでいた。