すべてを失って捨てられましたが、聖絵師として輝きます!~どうぞ私のことは忘れてくださいね~
「異国の人間だった。カルベラ国から来た旅人だと言っていた」
「まあ、カルベラ国といえば聖絵師の本場だわ。確か、そこから伝わったのよ」
「その国へ行ったことはあるのか?」
「いいえ。以前から興味はあったけれど、知り合いもいないから機会がなくて」
やはり、彼女はハルトマン家のことを知らない。
つまり彼女の出生は、別の家門ということか。
「俺はよくその国を訪れる。もし君が望むなら、今度一緒に行かないか? 君の絵を描く手がかりも見つかるかもしれない」
「ご迷惑ではないかしら」
「遠慮はいらない。たまに顔を出す知り合いがいるんだ。気軽な旅行だと思えばいい」
「……ええ。それなら、とても素敵だわ」
もっとも、急にレイラを連れて行けば、さすがにハルトマン家も驚くだろう。
まずは侯爵と事前に話を通しておく必要がある。
「まあ、カルベラ国といえば聖絵師の本場だわ。確か、そこから伝わったのよ」
「その国へ行ったことはあるのか?」
「いいえ。以前から興味はあったけれど、知り合いもいないから機会がなくて」
やはり、彼女はハルトマン家のことを知らない。
つまり彼女の出生は、別の家門ということか。
「俺はよくその国を訪れる。もし君が望むなら、今度一緒に行かないか? 君の絵を描く手がかりも見つかるかもしれない」
「ご迷惑ではないかしら」
「遠慮はいらない。たまに顔を出す知り合いがいるんだ。気軽な旅行だと思えばいい」
「……ええ。それなら、とても素敵だわ」
もっとも、急にレイラを連れて行けば、さすがにハルトマン家も驚くだろう。
まずは侯爵と事前に話を通しておく必要がある。