ジュエル♡ハント~治癒王子は愛しの彼女を過保護に守る~



「セクハラですよ」

「はいはい。怒らないでよ、黄輝」



そうやって楽しく話すこと10分、夜兄の待つ目的地に到着した。



「このカフェなんです」



学園から少し離れた裏路地にある小さなカフェ。

黒い壁の外観の両サイドに茶色いレンガの柱が建つ、イギリス風のカフェでとても素敵なんだ。

ただ……店名が「カフェ日向ぼっこ」と、思いっきり和名なのだけがずっと気になっているのだけど……


本日貸し切りの看板が出ていて、お客さんの気配のないカフェに私たちは入っていく。

店内にではカウンターの席に座った夜兄が待っていた。



「やぁ~いらっしゃい、みなさん!わざわざ申し訳ないねぇ。さぁ適当に座ってねぇ」

「あの……ここは……?」



水瀬先輩が店内を見渡しながら聞いてきた。

< 62 / 165 >

この作品をシェア

pagetop