ジュエル♡ハント~治癒王子は愛しの彼女を過保護に守る~
「セクハラですよ」
「はいはい。怒らないでよ、黄輝」
そうやって楽しく話すこと10分、夜兄の待つ目的地に到着した。
「このカフェなんです」
学園から少し離れた裏路地にある小さなカフェ。
黒い壁の外観の両サイドに茶色いレンガの柱が建つ、イギリス風のカフェでとても素敵なんだ。
ただ……店名が「カフェ日向ぼっこ」と、思いっきり和名なのだけがずっと気になっているのだけど……
本日貸し切りの看板が出ていて、お客さんの気配のないカフェに私たちは入っていく。
店内にではカウンターの席に座った夜兄が待っていた。
「やぁ~いらっしゃい、みなさん!わざわざ申し訳ないねぇ。さぁ適当に座ってねぇ」
「あの……ここは……?」
水瀬先輩が店内を見渡しながら聞いてきた。