男装幹部はお姫様にご執心
「えーっとねぇ、昨日わたし一人で購買行ったでしょ?
その時にねぇTiger's Tailの幹部?みたいな人と会ったんだぁ!」


ニッコニコ笑顔で話す奈々に、思わず嘘でしょ…とツッコミたくなる。


いやいや、普通に考えてそんな事ありえちゃう?




唯一離れたときに2番目に奈々に会うわせたくなかった Tiger's Tailにあうなんて…

     




溜息を吐きそうなのをなんとか堪えて奈々に聞く。




「因みに、なんて名前の人…?」




「えーっと、初めて会ったのは勇斗くん!で、その次がぁ〜」


顎に人差し指を当てて、可愛く思い出していく奈々。





ん?

なんか気になること言ったよね、その次って何!?








「ちょ、ちょっと待っててくれる…?
会ったの、一人じゃない感じ?」




お願い、外れてくれ。

そんな私の願いは



「そーだよ!さっすが藍ちゃん大正解の花丸満点だよ!」





幼馴染の見惚れるほどいい笑顔で儚く砕かれた、、、




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