Secret love.
「酔ってないし、間違えてない。そんなバカに見える?」

「だったら、何で…。」

「自分で考えれば。」


そう言ってゆっくり顔を近付けてくる。簡単に拒否も出来たけど、受け入れたら及川くんとの関係がどう近付いていくのか興味があった。

この時はきっと自覚は無かったけど、及川くんを好きになってきていたのだと思う。聞いたことに簡単に答えはもらえてないけど、一緒に居る内にいつか欲しかった答えも聞けるかもなんて、そんな期待もした。

ゆっくりと唇を重ね合わせて、ソファーに倒れ込ませる様に押し倒してくる。お互い恋人もいないから悪い事じゃない。だけど、仲の良い友達同士なのに、明日からどうやって一緒に居ればいいのか。


「…あ、待って…。バイト終わりだし…。1日外に居るから気になる。」

「気にしないけど。」


そう言いながら首筋に顔を埋められ、軽く口付けをされた。そのまま流されるがままに関係を持ってから、共に朝を迎えた。
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