Secret love.
『で、またはぐらかされたんだ?』
「違う!ちょっと話を先延ばしただけ!」
『その言い訳もう何回も聞いた』
家に帰ってご飯を食べてから実季に電話をして先程の事を話していた。実季はもう毎度の事だと、笑っていて全く私の話をきちんと聞いてくれていない。
加藤くんは飲みに行ってるらしく、及川くんは残業だしと今日の夜はお1人様同士だからと、話に付き合ってもらっている。
『でも、今日及川くん本気で大変だったみたいよ。』
「え?」
『及川くん担当の取引先の方が来たんだけど、受付で失礼があったみたいでね、打ち合わせ無しで帰っちゃったみたい。』
「失礼って?」
『さあ、詳しくは聞いてないけど、その対応に追われて自分の仕事終わらなかったって言うのは見てても分かる。』
そんな話全くしていなかった。普段確かに残業なんて滅多にしない人だったけど、残業がある日がおかしいとまでは思わなかったから、気にもしてなかった。
「…実季ごめん、用事できちゃった。」
『わかった。また来週ね。』
「うん。また。」
そんな会話だけをして、電話を切り急いで上着を羽織り必要な物だけ持って家を出る。会社の道までの間のコンビニに立ち寄って差し入れを購入し、営業部のオフィスへ急いで向かう。
「違う!ちょっと話を先延ばしただけ!」
『その言い訳もう何回も聞いた』
家に帰ってご飯を食べてから実季に電話をして先程の事を話していた。実季はもう毎度の事だと、笑っていて全く私の話をきちんと聞いてくれていない。
加藤くんは飲みに行ってるらしく、及川くんは残業だしと今日の夜はお1人様同士だからと、話に付き合ってもらっている。
『でも、今日及川くん本気で大変だったみたいよ。』
「え?」
『及川くん担当の取引先の方が来たんだけど、受付で失礼があったみたいでね、打ち合わせ無しで帰っちゃったみたい。』
「失礼って?」
『さあ、詳しくは聞いてないけど、その対応に追われて自分の仕事終わらなかったって言うのは見てても分かる。』
そんな話全くしていなかった。普段確かに残業なんて滅多にしない人だったけど、残業がある日がおかしいとまでは思わなかったから、気にもしてなかった。
「…実季ごめん、用事できちゃった。」
『わかった。また来週ね。』
「うん。また。」
そんな会話だけをして、電話を切り急いで上着を羽織り必要な物だけ持って家を出る。会社の道までの間のコンビニに立ち寄って差し入れを購入し、営業部のオフィスへ急いで向かう。