Secret love.
及川くんが出てからその日の夕方、実季から連絡を貰って外に出てきていた。
カフェで待ち合わせをすると、店内には先に実季が待っていて、そちらに向かっていくと、実季の表情が暗くて首を傾げる。
「お待たせ…?」
「優花、急に呼び出してごめん。」
「全然、どうかした?」
実季から少し話したいと言われて、気分転換になるかもと思って外に出てきたけれどそれどころじゃないかもしれない。
「…隆太、浮気してたんだよね。」
「え!?」
怪しいかもという話をずっと聞いてはいたけれど、まさか本当に黒だとは思わず驚くと、実季は苦笑いしている。
私なら今頃ボロボロ泣きながら怒り狂ってる所なのに、実季は怒りもしていなくて、ただただ冷静だった。表情が明るい物ではないと言うだけ。
「辛かった…、よね?」
「確かにしんどいけど、覚悟してたし、そりゃ若くて可愛い子の方が良いよなとか思ったら自分に非がある様にも感じてきて。」
「そんなわけないでしょ!何があろうと浮気する男が悪いに決まってる!」
もし自分の中で今の恋人よりも素敵な相手がそこに居たとしても、交際を続けながら相手に手を出していい理由にはならない。別れてから次の相手に行くなんて当たり前の事だ。
カフェで待ち合わせをすると、店内には先に実季が待っていて、そちらに向かっていくと、実季の表情が暗くて首を傾げる。
「お待たせ…?」
「優花、急に呼び出してごめん。」
「全然、どうかした?」
実季から少し話したいと言われて、気分転換になるかもと思って外に出てきたけれどそれどころじゃないかもしれない。
「…隆太、浮気してたんだよね。」
「え!?」
怪しいかもという話をずっと聞いてはいたけれど、まさか本当に黒だとは思わず驚くと、実季は苦笑いしている。
私なら今頃ボロボロ泣きながら怒り狂ってる所なのに、実季は怒りもしていなくて、ただただ冷静だった。表情が明るい物ではないと言うだけ。
「辛かった…、よね?」
「確かにしんどいけど、覚悟してたし、そりゃ若くて可愛い子の方が良いよなとか思ったら自分に非がある様にも感じてきて。」
「そんなわけないでしょ!何があろうと浮気する男が悪いに決まってる!」
もし自分の中で今の恋人よりも素敵な相手がそこに居たとしても、交際を続けながら相手に手を出していい理由にはならない。別れてから次の相手に行くなんて当たり前の事だ。