Secret love.
「自分で戻れます?」
後ろから助けてくれたのは太一で少し振り向くと、至近距離で目が合って驚いた。優しく腕を離させて「アルコールまわったみたい、大丈夫。」と苦笑いして宴会場を出て行く。
人が多く熱気がこもっている会場内より、外の廊下は涼しかった。浴衣も少し厚めの物なので熱気のある場所では暑く、冷房の効いた場所で涼みたい。
売店もあったからアイスや飲み物を買うのも良いかもと、手持ちのきんちゃく袋の中から財布を取り出して売店に向かった所だった。
後ろから「川﨑さん」と後ろから声を掛けられて振り返ると、そこには少し顔が赤くなった及川くんがいて首を傾げる。
「わ、顔赤い。酔ったの?」
「ん、酔った。」
そう言いながらこちらまで近付いてくると肩に頭を乗せてくる。誰が見てる状況か分からないから私の事を川﨑さんと呼んでいたはずなのにこれじゃ意味が無い。
周りに誰も居ないか確認をして及川くんの頭を軽く撫でてから、身体を離させた。
「アイス買いに行くんだけど食べる?」
「食べる。そんで、そのまま部屋行こ。」
「よく抜けれたね。あの場所から。」
「朝倉さん助けてくれた。」
一緒に並んで売店に行くと、アイスを2つとお水を購入してそのまま及川くんの部屋まで送り届ける。私もほろ酔いではあったけど、彼ほど酷くもない。
後ろから助けてくれたのは太一で少し振り向くと、至近距離で目が合って驚いた。優しく腕を離させて「アルコールまわったみたい、大丈夫。」と苦笑いして宴会場を出て行く。
人が多く熱気がこもっている会場内より、外の廊下は涼しかった。浴衣も少し厚めの物なので熱気のある場所では暑く、冷房の効いた場所で涼みたい。
売店もあったからアイスや飲み物を買うのも良いかもと、手持ちのきんちゃく袋の中から財布を取り出して売店に向かった所だった。
後ろから「川﨑さん」と後ろから声を掛けられて振り返ると、そこには少し顔が赤くなった及川くんがいて首を傾げる。
「わ、顔赤い。酔ったの?」
「ん、酔った。」
そう言いながらこちらまで近付いてくると肩に頭を乗せてくる。誰が見てる状況か分からないから私の事を川﨑さんと呼んでいたはずなのにこれじゃ意味が無い。
周りに誰も居ないか確認をして及川くんの頭を軽く撫でてから、身体を離させた。
「アイス買いに行くんだけど食べる?」
「食べる。そんで、そのまま部屋行こ。」
「よく抜けれたね。あの場所から。」
「朝倉さん助けてくれた。」
一緒に並んで売店に行くと、アイスを2つとお水を購入してそのまま及川くんの部屋まで送り届ける。私もほろ酔いではあったけど、彼ほど酷くもない。