Secret love.
「…あ、あ、ゆむくん…。」
必死に名前を呼んでも慣れてないから恥ずかしくて顔を手で覆い隠したいのに、手は離してもらえない。必死に顔だけでも逸らそうとすると、それを防ぐように強引に唇を奪われる。
「可愛い。名前呼びも、浴衣も、その恥ずかしそうな顔も全部可愛い。」
急いで顔を逸らして、羞恥心を逃そうとする。可愛いの言い方が熱を持っていて、余計に恥ずかしさを煽られる。
首を横に振って可愛いの言葉に否定すると、強引に及川くんに顔を戻されて、目を強制的に合わさせられた。
「あいつと何も無いって言うなら、ここに居て、俺を安心させて。」
「安心って…?」
「分かるだろ。俺には出来て、あいつには出来ない事。」
浴衣を開けさせられて、その胸元に痕が残る様に口付けをされて痛みが走る。こんなに嫉妬されるのも初めてだから、及川くんの精神面を考えるとよくないのかもしれないけれど、自分のものだと独占欲をぶつけられる愛情も心地が良くて満たされると初めて気付いた。
普段私の方が嫉妬しているし、それを子供の様にぶつけて及川くんが笑って宥めている場面の方が多かったから今までは気付かなかった。
「…布団行こ。もう、戻んなくていいでしょ。」
及川くんの言葉に頷くと、優しく抱き上げてそのまま布団まで連れ去ってくれる。
必死に名前を呼んでも慣れてないから恥ずかしくて顔を手で覆い隠したいのに、手は離してもらえない。必死に顔だけでも逸らそうとすると、それを防ぐように強引に唇を奪われる。
「可愛い。名前呼びも、浴衣も、その恥ずかしそうな顔も全部可愛い。」
急いで顔を逸らして、羞恥心を逃そうとする。可愛いの言い方が熱を持っていて、余計に恥ずかしさを煽られる。
首を横に振って可愛いの言葉に否定すると、強引に及川くんに顔を戻されて、目を強制的に合わさせられた。
「あいつと何も無いって言うなら、ここに居て、俺を安心させて。」
「安心って…?」
「分かるだろ。俺には出来て、あいつには出来ない事。」
浴衣を開けさせられて、その胸元に痕が残る様に口付けをされて痛みが走る。こんなに嫉妬されるのも初めてだから、及川くんの精神面を考えるとよくないのかもしれないけれど、自分のものだと独占欲をぶつけられる愛情も心地が良くて満たされると初めて気付いた。
普段私の方が嫉妬しているし、それを子供の様にぶつけて及川くんが笑って宥めている場面の方が多かったから今までは気付かなかった。
「…布団行こ。もう、戻んなくていいでしょ。」
及川くんの言葉に頷くと、優しく抱き上げてそのまま布団まで連れ去ってくれる。