Excessive love.
翌朝、いつもより少し違う場所から行かなければならないのもあって、早くに起床した。

通勤の問題もあったけれど、朝食の準備のためにも早くに用意を済ませていた。

昨夜朝倉さんが部屋にこもっている間に、朝食の下準備をして、ようやく調理に取り掛かる。隆太と住んでいるときも朝食の用意は自分がしていたけれど、当たり前になっていくことにも嫌気がさして凝った朝食を出すのをやめていたので、こんな風に準備をするのは久しぶりだった。

調理を初めて20分程してから、朝倉さんが部屋から出てくる。


「あれ、おはよう。新田。」

「おはようございます。朝倉さん。」

「良い匂いしてるんだけど…、もしかして朝食作ってくれてる?」


キッチンに顔を出しに来る朝倉さんに少しだけ緊張した。勝手なことをしてしまったのではないかと。


「勝手ながら朝倉さんの分も作ったのですが、よろしければいかがですか?」

「え、本当に?俺までもらっていいのかな。」

「もちろんです!お口に合えばいいのですが…。」


そう言って料理をテーブルの上に並べる。その行為を見て朝倉さんも手伝ってくれ、すぐに2人で朝食にありつけた。

こんな風に誰かに準備を手伝ってもらえるのは久しぶりで、少し感動もした。最近では私がご飯の用意を済ませてから隆太を呼ぶことが多かったし、こんな風に準備を手伝ってくれた事なんて無かった。
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