永遠の絆*
「だから翔は知ってんだ」

「まぁな。何回か会ってるし」

「へぇー、凄いビックリした」

「それ俺の台詞。何でみぃちゃん、諒也の事知ってんの?まぁ、制服で同じ学校ってのは分かってたけど。あいつ、かなりの悪だぞ」


そう言って、翔はクスクス笑い私を見下ろした。


「悪なのは知ってる」

「輩業界で有名だろ」

「輩業界ってなに?そんな業界知らない」

「俺のツレが言ってたわ」

「うーん…でもそうだよねぇ。諒ちゃんに初めて暴言を吐いた女が私だから」

「おぉ。さすが口悪いみぃちゃん」


苦笑いする私にそう言って翔はクスクス笑った。


「何よ、それ」

「別に」


諒ちゃんと葵がどうなってんのかは知んないけど、諒ちゃんと葵が一緒に居た事に少しホッとし安心した。


その後、私と翔はお腹が空いたお腹を満たしながらブラブラと探索し歩いた。

だけど夜になるに連れて不安と嫌な気持ちが沸き上がってくる。


もっと一緒にいたいって思ってて…、

だけどそんな事、一言も言えなかった。


そんな自分が嫌で嫌で仕方がなかった。

でも、少しでも一緒に居られるって言う幸せ…、安らぎ。


それだけでも私は嬉しかった。


だけど、そんな幸せも安らぎも日が刻々と過ぎていくうちに逆へと走ってた。
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