永遠の絆*
“覚えてる?”


記憶上辿っても、この男の名前すら覚えてなくて、顔すら微妙な感じだった。


「あれ?もしかして忘れた?」


思い出す様にジッと見つめる私に男はそう言い、その横でジュンがクスクス笑い出す。

2人の笑いが耳に沁みつき、私の顔を曇らせる。


「…誰?」


そう呟く様に声をだす私に男は口角を少し上げた。


「美咲ちゃんに薬を提供した人でーす」


そう言ってニコっと笑う男の仕草でハッとした。


思い出した。

思い出した。


「…ユウキ」


思わずポロっと口に出した言葉に、


「せいかーい」


と明るめの声が飛び、ユウキは笑みを漏らす。


この男は未だに理解が出来ない。

昔から思ってた。

裏世界と繋がってそうな空気が漂う男。


それに今も酔ってんのだろうか。

やけにお酒の匂いが鼻につく。
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