永遠の絆*
初めてジュンのツレのユウキと出会った時、何の薬か知んないけど、「いる?」って微笑んで渡された。

でも、そこまで馬鹿じゃい私は断ったけど、この男は本当に謎でしかない。


「で、何?」


冷たく言い放つ私に、ジュンはフッと馬鹿にしたように笑う。

その笑い方が一番、嫌いだ。


「何って…、美咲とセックスしようと思って」

「はい?」

「ヤらせろよ。どうせ、他の男の前で股開けてんだろ?だったら俺にしとけよ。俺が一番美咲を気持ちよくできる」


そう真顔で言ってくるジュンの隣でユウキは声を出して笑う。

ホント、うんざりする。

何が一番気持ちよく出来るって?

笑わせないでよ。

悪いけど、アンタで気持ちよくはならなかった。


むしろそれが何か私は知らない。


「おい、こんな所で欲情すんなよ」


ユウキが声に出してケラケラ笑う。


「でもよ、美咲を逃がすの勿体なくね?俺、美咲の事好きだし…」

「まぁな。すげぇ美人だもんなー」

「だろ?美咲で感じて―の」


そんな二人の馬鹿みたいな会話を無視して、私は二人に背を向けた。


「おい、待てよ」


向けた途端、咄嗟に掴まれた腕の所為で、進めようとしていた足は必然的に止まる。

ジュンに掴まれた腕に、だんだん力が入っていく。

眉間に皺を寄せたまま、ゆっくりと振り変えると、ジュンは手の甲を私の頬に近付け、ゆっくりと滑らせた。


その撫でられた感触で背筋がゾッとし、張り詰めたように硬直した。
< 338 / 594 >

この作品をシェア

pagetop