永遠の絆*
「私が可哀相だから?」

「違げぇよ」


じゃあ、何で?

教えて?

答えて?

その意味を…


「正直、そうされると困る。…困るって言うか辛い」

「え、なに?どう言う事?みぃちゃんの近くに居る事が?」

「うん…」


小さく呟く軽く目を瞑った。

一瞬にして視界が遮断され辺りが真っ黒になる。

心を落ちつけようとゆっくり息を吐き出し、私は目を開けた。

目の前に広がるのは海。

その海に全部、思ってる事、悩んでる事を流したかった。


「…つか、もしかして俺の所為?」


翔は少し戸惑った声を出し、私は自分の膝に顔を埋め込んんだ。


「…かも、しれない」

「え、かもしれないって何?」

「翔が優しくしたりとかすると困るの。余計に悩むの。ママ達の事もそうだけど一番、翔が私の行き場を止めてんの!」

「……」

「もう、優しくなんかしないでよ…」


もう苦しかった。

自分が壊れそうで自分の行き場が本当に無くなりそうで怖かった。

顔を埋めて目から落ちてくる涙に息が詰まりそうだった。


助けてなんて言えなくて、ただ涙で伝えることしか出来なかった。


「…ごめん」

「何で謝んのか意味分かんない」

「別にみぃちゃんを困らせようとしてた訳じゃねぇし、優しくしてるって言う実感も無かった。ただ、みぃちゃんが好きだから傍に居たかった」


翔に言われた事を整理してみた。

だけどその意味が全然分かんなくて、


「誰が?」


そう小さく口にして、私は顔を上げた。
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