夜を繋いで君と行く
* * *
上機嫌で怜花の手を引いて、寝室にたどり着く。いつも通りにベッドに入り、怜花の方から律の方に近付いた。
「お疲れ様でした。」
怜花の静かな声に律の微笑みがわずかに揺らいだ。ふぅーと深く息が吐かれた後に、怜花の瞼に律の唇が触れた。
「甘えっぱなしでした、ずっと。」
「それでいいんだよ。だって私が先に律にいっぱい頑張らせたから。ちょっとでも返せて、よかったよ。」
「まだまだ、返してくれる?」
「……私がどこまでやってもね、律が最初に私を追いかけて来たことに敵わないと思うんだけど。」
「……本当はね、怜花が俺に返さなきゃいけないものなんかもうないんだけど、でも。」
隣にあったはずの律の体が、今は天井を背に、怜花の上に覆いかぶさるようにある。一瞬で距離は詰められて、唇が音を立てて離れた。
「こういう言い訳がないと、甘えていいんだって思えなくて。」
律の言葉に、怜花の胸の奥がきゅうっと苦しくなる。そう思った時には、律に腕を伸ばしていた。
「怜花……?」
「言い訳、いらないよ。ご褒美はいっぱいがいいんだもんね。……私がご褒美っていうのはその、恐縮ですが。」
怜花の言葉に一度目を丸くした律は、少しだけ笑った。そして今度は頬に唇を寄せた。
「言ったな~もう言質取っちゃったよ?」
「背中トントンしてあげるよ、律。寝るまで見守…。」
「ちがーう!怜花ちゃん、そっちじゃないです。もっと俺ががっつきますよってことです。」
「へっ?」
少し開いていた怜花の唇を律の唇が食んだ。わかりやすく体がぴくり、と反応してしまう。
「ご褒美、いただきます。」
「あ、ちょ、ちょっと!」
頬に、唇に、そして首筋にと律の唇が移動していく。寝かせたいと思っていたのに、疲れているはずの律の動きは少しも眠たげなものではなく、怜花の体に一つ一つ唇をつけていく。
「律!疲れてないの!?」
「そうだね、今は全然。ドキドキしてるし、怜花は可愛いしで疲れも眠気もぶっ飛んじゃってる。」
「あ、明日も仕事でしょ?」
「夜はね。だから朝までこうしてても平気だよ。…朝までしてもいいの?」
「だ、だめ!」
「えぇ~やぁーだ。痛いことも怖いこともしないから。俺が触るの、ただ受け止めて?」
そう言って律は深く怜花に口付けた。
上機嫌で怜花の手を引いて、寝室にたどり着く。いつも通りにベッドに入り、怜花の方から律の方に近付いた。
「お疲れ様でした。」
怜花の静かな声に律の微笑みがわずかに揺らいだ。ふぅーと深く息が吐かれた後に、怜花の瞼に律の唇が触れた。
「甘えっぱなしでした、ずっと。」
「それでいいんだよ。だって私が先に律にいっぱい頑張らせたから。ちょっとでも返せて、よかったよ。」
「まだまだ、返してくれる?」
「……私がどこまでやってもね、律が最初に私を追いかけて来たことに敵わないと思うんだけど。」
「……本当はね、怜花が俺に返さなきゃいけないものなんかもうないんだけど、でも。」
隣にあったはずの律の体が、今は天井を背に、怜花の上に覆いかぶさるようにある。一瞬で距離は詰められて、唇が音を立てて離れた。
「こういう言い訳がないと、甘えていいんだって思えなくて。」
律の言葉に、怜花の胸の奥がきゅうっと苦しくなる。そう思った時には、律に腕を伸ばしていた。
「怜花……?」
「言い訳、いらないよ。ご褒美はいっぱいがいいんだもんね。……私がご褒美っていうのはその、恐縮ですが。」
怜花の言葉に一度目を丸くした律は、少しだけ笑った。そして今度は頬に唇を寄せた。
「言ったな~もう言質取っちゃったよ?」
「背中トントンしてあげるよ、律。寝るまで見守…。」
「ちがーう!怜花ちゃん、そっちじゃないです。もっと俺ががっつきますよってことです。」
「へっ?」
少し開いていた怜花の唇を律の唇が食んだ。わかりやすく体がぴくり、と反応してしまう。
「ご褒美、いただきます。」
「あ、ちょ、ちょっと!」
頬に、唇に、そして首筋にと律の唇が移動していく。寝かせたいと思っていたのに、疲れているはずの律の動きは少しも眠たげなものではなく、怜花の体に一つ一つ唇をつけていく。
「律!疲れてないの!?」
「そうだね、今は全然。ドキドキしてるし、怜花は可愛いしで疲れも眠気もぶっ飛んじゃってる。」
「あ、明日も仕事でしょ?」
「夜はね。だから朝までこうしてても平気だよ。…朝までしてもいいの?」
「だ、だめ!」
「えぇ~やぁーだ。痛いことも怖いこともしないから。俺が触るの、ただ受け止めて?」
そう言って律は深く怜花に口付けた。