推しのマネージャー(※ほんとは護衛)になりました。 ~アイドルたちの溺愛がとまりません!~


「おれのこと、ちゃんと見ててくれた?」

「み、見てた、けど……」

「……まぁ、おれはずっと、紗南しか見てないけど」


優しい顔で笑った悠月は、わたしの頭をそっと撫でてくる。

――もう、意味がわからないよ……! 皆、どうしちゃったわけ!?

照れて火照った顔のまま、ぽかんと口を半開きにして放心状態のわたしに、はじめに声をかけてきたのは星穏さんだった。


「紗南ちゃん、どうやった? 今ので元気出た?」

「……え? どういうことですか?」

「ん? いやぁ、有栖がな、紗南ちゃんはゲームの推しの子みたいに、甘い言葉を伝えればめっちゃ元気になってもらえる言うたから。マネージャーになってくれた紗南ちゃんに、ありがとうの意味も込めて皆で伝えよういう話になったんよ!」


星穏さんは眩しい笑顔を浮かべて、真相を教えてくれた。
突然の甘い言葉の数々の意味は、そういうことだったのね……。


「っ、もう! わたしで遊ばないでください‼」


真っ赤な顔で怒れば、ただの善意で伝えてくれたのだろう星穏さんはきょとんとした顔をしているし、潤さんと有栖さんは、おかしそうに笑い始める。
悠月はどこか呆れた顔をしているけど、わたしを見る目はいつも通り、すごく優しい。

そして四人は、声を揃えてこう言ったんだ。


「「まぁ、これからもよろしく(ね)。おれ(俺)らのマネージャー(さん)」」


――セイレーンの呪いを再び封印するためにも、アイドルのマネージャー兼、護衛をする日々は、まだ始まったばかりです。

< 109 / 109 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:43

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

逃げられるものならお好きにどうぞ。

総文字数/189,210

恋愛(キケン・ダーク)442ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「俺、お姉さんのこと気にいっちゃった」 声を掛けてきたのは、 不思議な雰囲気を纏った綺麗な顔をした男の子。 常識人かと思いきや――色々と拗らせた愛の重たすぎる男の子に、 気に入られちゃったみたいです。 .˚⊹⁺‧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈‧⁺ ⊹˚. 「黒瀬くんと一緒にいたら私、 このまま堕落したダメ人間になっちゃいそう」 「それもいいね。もう俺なしじゃ生きていけない身体に なってくれたら本望なんだけどな」 「……それはちょっと怖いから、却下で」 「ふっ、残念」 .˚⊹⁺‧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈‧⁺ ⊹˚. (謎が多い)愛情激重拗らせ男子 × (自分に自信がない)素直になれないお姉さん 『逃げられるものならお好きにどうぞ?』 ――まぁ俺は、逃す気なんて更々ないけどね。 Since 2026.5.17~ ⸜ 総合ランキング1位 ˖✧ ⸝‍ 本当にありがとうございます! ※こちらは元々、魔法のiらんどで連載していた作品です。 別サイトにも掲載しています。 毎日更新中。 完結まで続けて更新していきますのでよろしくお願いします!
表紙を見る 表紙を閉じる
蒼赤学園は、異能力をつかえる少年少女たちが通う学園だ。 生徒会と風紀委員会は、学園の治安を守るため、対立しながらも協力し合っている。 ──── ∗ ⋅◈⋅ ∗ ──── 「律のばーか! あほ! 分からず屋!」 「グミばっかり食べてないで、ご飯もちゃんと食べるんだぞ!」 朝倉 蓮(あさくら れん) 中等部1年生・風紀委員会の期待のルーキー × 「お、蓮がデレた」 「蓮、俺の母さんみたいだな」 夜鷹 律(よだか りつ) 中等部1年生・生徒会の期待の参謀 ──── ∗ ⋅◈⋅ ∗ ──── 元・最強のコンビが繰り広げる、学園異能力バトル。 開幕です。
表紙を見る 表紙を閉じる
――舞台俳優を育成するための名門校、“私立舞凛学園”。 演劇や舞台制作に関する専門的な知識や技術を学ぶことのできる、 中高一貫の男子校だ。 (ずっと夢見ていたあの舞台に、僕も立てるんだ……!) これは芝居に魅入られた男の子たちが出会い、 それぞれの夢を見つけて、叶えていくまでの物語。 <2026.03.29公開~2026.03.31完結>

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop