推しのマネージャー(※ほんとは護衛)になりました。 ~アイドルたちの溺愛がとまりません!~


「なっ、……あなた、今の状況を分かってるのかしら?」

「分かってますよ。切りたいなら、どうぞ。髪なんて、またそのうち伸びてきますから」

「ふん……強がらなくてもいいのよ?」

「強がってなんかないです。……あななたちは、meteor(メテオ)のファンなんですよね? それなら、meteor(メテオ)の人たちが陰でこんなことをしてるって知って、喜ぶと思いますか? もしマネージャーをしたいのなら、裏でコソコソしないで、meteor(メテオ)の皆さんに直接言えばいいと思いますけど」

「っ、何よ! えらそうに……!」


目の前の先輩が、ハサミを持つ手に力を込めたのが分かった。


(もしかしたら、本当に切られちゃうかもしれないなぁ)


でも、それも仕方ないかなって、そう覚悟していたんだけど……。


「そこまでにしとき」


目の前の先輩の手をつかんで止めてくれたのは、レッスンをしているはずの星穏さんだった。


「し、星穏くん!? どうしてここに……!?」


先輩たちは、星穏さんの登場にすっごくうろたえているみたい。
すると、そこに他のメンバーまで集まってきた。

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