反抗期の七瀬くんに溺愛される方法
第3章 頑張れと言ってほしい
放課後の教室。
黒板には「球技大会 種目分け」と書かれた一覧が貼られている。
「もうすぐ球技大会だよな」
夏樹が何気なく言うと、小春は席に座ったまま顔を上げた。
「そうそう! 何に出るの?」
「俺はバスケ」
「へぇ〜!なつくんらしい」
にやりと笑う小春に、夏樹はむすっと眉をひそめる。
「で、小春は?」
「私はねー……サッカー!」
「は? 小春サッカーなんてできんの?」
「いや、全然できないよ。でも他にできそうなのなかったの!」
苦笑する小春に、夏樹は呆れたように肩をすくめる。
でもその口元は、ほんの少しだけ緩んでいた。
黒板には「球技大会 種目分け」と書かれた一覧が貼られている。
「もうすぐ球技大会だよな」
夏樹が何気なく言うと、小春は席に座ったまま顔を上げた。
「そうそう! 何に出るの?」
「俺はバスケ」
「へぇ〜!なつくんらしい」
にやりと笑う小春に、夏樹はむすっと眉をひそめる。
「で、小春は?」
「私はねー……サッカー!」
「は? 小春サッカーなんてできんの?」
「いや、全然できないよ。でも他にできそうなのなかったの!」
苦笑する小春に、夏樹は呆れたように肩をすくめる。
でもその口元は、ほんの少しだけ緩んでいた。