反抗期の七瀬くんに溺愛される方法
第4章 サン王子現る!?
週明けの月曜日。
 教室にざわめきが広がった。担任が連れてきたのは、背の高い男の子だった。

「今日からみんなの仲間になる、神谷秋(かみや しゅう)くんだ。よろしくな」

 秋は軽く笑って頭を下げる。その笑顔は爽やかで、教室の空気が一瞬で明るくなった。

「神谷秋です。よろしくお願いします」

 その声に、クラスの女子たちが「かっこいい……!」と小さくざわつく。
 担任が席を指さす。

「じゃあ、空いてるあそこな。桜田の隣だ」

 小春の隣。
 秋が歩いてきて、机に教科書を置くと、小春の方にちらりと目をやり、柔らかく微笑んだ。

「隣、よろしく」

「……うん、よろしく」
 小春は少し緊張しながら返す。

 その様子を後ろの席から眺めていた夏樹の眉が、ほんのわずかにぴくりと動いた。
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