もしも、あっちの部活を選んだら?
「今度の土曜、合同の練習試合をすることが決まった」
部活の終礼での西崎先輩の一言にテニス部員の歓声が湧き上がった。
近隣の中学校が集まり、コートを借りて練習試合をするって話は聞いていた。
今年初の練習試合。どんな感じなのかワクワクする。
「午前中は学校で練習をして、午後から移動だ。一年生同士の試合もあるから気を抜くんじゃないぞ」
それじゃあ、私もついに試合デビューできるってことじゃん!
超ワクワクするし、テンション爆上がりなんですけど!
「真澄、気合い入っているじゃん」
コウがすぐに私のことをからかってくる。
「べ、別にいいじゃない」
「勝てるように頑張れよ」
「余計なお世話だ!」
大丈夫、私は勝てる。
今日の練習だって調子がよかった。
それに私は経験者だ。今年始めたばかりの一年生よりテクニックだってある。
練習試合に勝ったら、先輩達からも注目されちゃうかも?
「早く試合がしたいなー」
思わず、そんなことを呟いていた。
部活の終礼での西崎先輩の一言にテニス部員の歓声が湧き上がった。
近隣の中学校が集まり、コートを借りて練習試合をするって話は聞いていた。
今年初の練習試合。どんな感じなのかワクワクする。
「午前中は学校で練習をして、午後から移動だ。一年生同士の試合もあるから気を抜くんじゃないぞ」
それじゃあ、私もついに試合デビューできるってことじゃん!
超ワクワクするし、テンション爆上がりなんですけど!
「真澄、気合い入っているじゃん」
コウがすぐに私のことをからかってくる。
「べ、別にいいじゃない」
「勝てるように頑張れよ」
「余計なお世話だ!」
大丈夫、私は勝てる。
今日の練習だって調子がよかった。
それに私は経験者だ。今年始めたばかりの一年生よりテクニックだってある。
練習試合に勝ったら、先輩達からも注目されちゃうかも?
「早く試合がしたいなー」
思わず、そんなことを呟いていた。