【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
「いえ。歴代の言い寄った女性たちの『ウザい』という気持ちに共感しただけです」
リネットがはっきりとそう口にすれば、ラウルからは「うぐぅ」と変な声が漏れ出た。
「……俺は、そんなにウザいのか?」
「もしかして、団長さんのウザさは無自覚。無自覚ウザ男。えぇ、そうですね。ウザいかウザくないかと問われれば、たった一日しか時間を共にしていない私からみてもウザいです」
「どのようなところがウザいんだ?」
まさかさらに食いついてくるとは思ってもいなかった。ここは忖度のない率直な意見を言うべきか。
「朝から、私を起こして着替えさせ、散歩に連れ出し、無理やりご飯を食べさせようとするところ。今だって、昼ご飯を誘いに来てるじゃないですか」
リネットが一気にまくしたてると、ラウルも黙り込む。何か考え込んでいるようだが、「いや……」と静かに言葉を吐き出した。
「いくらウザがられようが、君の生活は改善しなければダメだ。もはや、人として生活していない」
「なっ……失礼な人ですね!」
リネットがはっきりとそう口にすれば、ラウルからは「うぐぅ」と変な声が漏れ出た。
「……俺は、そんなにウザいのか?」
「もしかして、団長さんのウザさは無自覚。無自覚ウザ男。えぇ、そうですね。ウザいかウザくないかと問われれば、たった一日しか時間を共にしていない私からみてもウザいです」
「どのようなところがウザいんだ?」
まさかさらに食いついてくるとは思ってもいなかった。ここは忖度のない率直な意見を言うべきか。
「朝から、私を起こして着替えさせ、散歩に連れ出し、無理やりご飯を食べさせようとするところ。今だって、昼ご飯を誘いに来てるじゃないですか」
リネットが一気にまくしたてると、ラウルも黙り込む。何か考え込んでいるようだが、「いや……」と静かに言葉を吐き出した。
「いくらウザがられようが、君の生活は改善しなければダメだ。もはや、人として生活していない」
「なっ……失礼な人ですね!」