【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
朝食を終えると、ラウルは騎士服に着替え、髪も後ろになでつけて部屋を出ていった。
いったい騎士団は何時から仕事が始まるのか。それを聞くのを忘れていた。
ちなみに魔法師は何時でもいい。今の時間はすでにエドガーが来ているだろう。彼は早く帰る分、早く来ている。早く帰って何をしているのかといえば、御用達の娼館に足を運んでいるだけ。そこでお気に入りの娼婦と一緒に食事をして酒を飲むのが至福のひとときだと言っていた。
だからあまり早く研究室へ向かえば、エドガーと二人きりになってしまうし、むしろ今まではエドガーが来たら部屋に戻るような、そんな生活パターンだったのだ。
時間をもてあますような感じになってしまい、リネットはいつも持ち歩いている呪い事典を写した帳面を開いた。
目的のページは『毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪い』について。
呪いの成り立ち、対象、症状、解呪方法といった内容が呪い事典には記載があり、それを同じ内容がこの帳面にも書かれている。事典にはもう少し詳しい年表や解呪に必要と思われる材料、道具などの記載があったが、この呪いはそこの欄が空欄だった。もちろん解呪方法も「なし」と書かれていた。
(帝国の図書館なら、もう少し詳しい資料があるかしら?)
そう考えたとき、ブルリと背筋に悪寒が走った。
いったい騎士団は何時から仕事が始まるのか。それを聞くのを忘れていた。
ちなみに魔法師は何時でもいい。今の時間はすでにエドガーが来ているだろう。彼は早く帰る分、早く来ている。早く帰って何をしているのかといえば、御用達の娼館に足を運んでいるだけ。そこでお気に入りの娼婦と一緒に食事をして酒を飲むのが至福のひとときだと言っていた。
だからあまり早く研究室へ向かえば、エドガーと二人きりになってしまうし、むしろ今まではエドガーが来たら部屋に戻るような、そんな生活パターンだったのだ。
時間をもてあますような感じになってしまい、リネットはいつも持ち歩いている呪い事典を写した帳面を開いた。
目的のページは『毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪い』について。
呪いの成り立ち、対象、症状、解呪方法といった内容が呪い事典には記載があり、それを同じ内容がこの帳面にも書かれている。事典にはもう少し詳しい年表や解呪に必要と思われる材料、道具などの記載があったが、この呪いはそこの欄が空欄だった。もちろん解呪方法も「なし」と書かれていた。
(帝国の図書館なら、もう少し詳しい資料があるかしら?)
そう考えたとき、ブルリと背筋に悪寒が走った。