【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
 キサレータ帝国の図書館に行きたいと思うが、身体は帝国に行くのを拒んでいる。
 軽くかぶりを振って、リネットは別の帳面を広げた。これはラウルにかけられている例の呪いに特化してまとめたもの。
 ゴル族の歴史や生活習慣、部族の消滅理由など。
 そこにラウルが呪いにかかった日、そのときの状況など。そしてキスに症状緩和を始めた日、時間とそれによる効果など。
 昨日の「おはようのキス」は朝の五時半。力強く唇を合わせたうえに食んできて、唇が包み込まれるようなキスだった。時間にして三十秒。これはリネットの中ではしつこいキスに分類される。
 そのキスの後、ラウルの症状は緩和された。つまり、むらむらしなくなったようで、その効果は約一日。
 今日の記録も忘れないうちに記載する。

【時間】五時半(どうやら、ラウルの起床時間らしい)
【キスの種類、時間】唇と唇を軽く合わせる、一秒。
【症状緩和】あり、萎える
【緩和時間】
【その他】

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