【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
 そのためブリタが転移魔法を使い、サポートとして入る。これでラウルがキサレータ帝国に朝から晩まで滞在していても、毎日リネットとキスができるようになった。
 アルヴィスを失脚させるため、セーナス王国内で彼に罪を犯させる計画が選ばれたのは、セーナス王国がキサレータ帝国を掌握する必要があると考えたからだ。
 現在の帝国の貴族たちには、皇帝に対抗するだけの力がない。
 そのため、アルヴィスをセーナス王国の法律で裁く必要があった。
 たとえ他国での犯罪であっても、帝国民が犯罪者を皇帝として認めるはずはなく、反アルヴィス派の筆頭貴族をはじめ多くの者が彼の廃位を求め、皇城は反アルヴィス派によって制圧された。
 アルヴィスが捕らえられて二日後、ラウルから話を聞いたリネットは、あまりの情報量の多さに目が点になった。
 たが一つだけわからなかったのがモアのこと。
「すまない……とにかく皇帝をこちらの法律で裁く必要があったから……」
 モアはラウルに気があるように振る舞い、皇帝に協力するふりをしてリネットを連れ出した。
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