【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
「ごめんなさい。疲れて食堂まで行けません」
いっそのこと正直に伝えたほうがいいと判断した。そうでもしなければ、無理やり食堂まで連れていかれそうだ。
「なんだって? まさか、先ほどの散歩で疲れた……?」
「そのまさかですね。私、基本的には動きませんから」
よろよろとベッドに戻ろうとしたところ、ラウルはすぐにリネットの身体を抱き上げ、ぽふんとソファの上におろした。
「ベッドはダメだ。休むならここにしなさい。食事はもらってくるから、それまでここにいなさい」
リネットとしては身体を預ける場所があるなら、ベッドだろうがソファだろうがかまわなかった。何よりこのソファは、リネットが普段使っているベッドよりもふかふかなのだ。クッションをぎゅっと抱いて、柔らかな感触に身を任せる。
だが、その安らぎも即座にラウルの声によって破られた。
「おい、リネット。食事をもらってきた。食べなさい。いや、先に水分補給だ」
一度、目は覚めたというのに、ふかふかソファの魅力は抜群だった。朝の散歩の疲れも相まって、再び夢の世界へ片足を突っ込みかけたときに、ラウルの声が遠くに聞こえた。
だからリネットの頭は半分、夢の中。指先一本も動かしたくない。
いっそのこと正直に伝えたほうがいいと判断した。そうでもしなければ、無理やり食堂まで連れていかれそうだ。
「なんだって? まさか、先ほどの散歩で疲れた……?」
「そのまさかですね。私、基本的には動きませんから」
よろよろとベッドに戻ろうとしたところ、ラウルはすぐにリネットの身体を抱き上げ、ぽふんとソファの上におろした。
「ベッドはダメだ。休むならここにしなさい。食事はもらってくるから、それまでここにいなさい」
リネットとしては身体を預ける場所があるなら、ベッドだろうがソファだろうがかまわなかった。何よりこのソファは、リネットが普段使っているベッドよりもふかふかなのだ。クッションをぎゅっと抱いて、柔らかな感触に身を任せる。
だが、その安らぎも即座にラウルの声によって破られた。
「おい、リネット。食事をもらってきた。食べなさい。いや、先に水分補給だ」
一度、目は覚めたというのに、ふかふかソファの魅力は抜群だった。朝の散歩の疲れも相まって、再び夢の世界へ片足を突っ込みかけたときに、ラウルの声が遠くに聞こえた。
だからリネットの頭は半分、夢の中。指先一本も動かしたくない。