【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
次に目が覚めたときは、異様に頭がすっきりとしていた。ここはどこだろうと、周囲をぐるりと見回し、ラウルの私室だと気づく。
(何をしていたんだっけ……? 無理やり朝の散歩に連れていかれて……?)
そこからの記憶がない。猫に餌をあげたところまでは覚えている。
しかしその後、何をしていたのかすら覚えていない。
しかしテーブルの上に部屋の鍵がある。
(もしかして、何もしなくても勝手に食事ができるという天国のような場所は、夢ではなく現実だった……?)
一気に目が覚め、ソファより立ち上がる。
いつもであれば空腹で目が覚めるというのに、今は違う。テーブルの上には水差しとグラスまで用意してある。気持ちを落ち着けるために、グラスに水を注ぎ、一気に飲み干した。
(さっきも水を飲んだような気がする……)
朝の散歩から帰ってきてから何があったのかを確認したい気持ちがあるものの、それを確認する術がない。なにより、ラウルの姿が見えない。
この部屋にとどまっていても何もすることがないリネットは、魔法院へと足を向けることにした。
(何をしていたんだっけ……? 無理やり朝の散歩に連れていかれて……?)
そこからの記憶がない。猫に餌をあげたところまでは覚えている。
しかしその後、何をしていたのかすら覚えていない。
しかしテーブルの上に部屋の鍵がある。
(もしかして、何もしなくても勝手に食事ができるという天国のような場所は、夢ではなく現実だった……?)
一気に目が覚め、ソファより立ち上がる。
いつもであれば空腹で目が覚めるというのに、今は違う。テーブルの上には水差しとグラスまで用意してある。気持ちを落ち着けるために、グラスに水を注ぎ、一気に飲み干した。
(さっきも水を飲んだような気がする……)
朝の散歩から帰ってきてから何があったのかを確認したい気持ちがあるものの、それを確認する術がない。なにより、ラウルの姿が見えない。
この部屋にとどまっていても何もすることがないリネットは、魔法院へと足を向けることにした。