【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
 その結果、リネットは返却期限を守ったことなど一度もない。しかし、催促すればきちんと本を返してくれるため、ブラックリストではなくグレーリスト辺りに名前は載っているだろう。
 係の人もリネットの顔を見るか、名前を見れば「あぁ……」と苦笑する。
 とにかく、図書館の係の者とも円満な関係が築けているはず。
「もぅ!」
 少し頬を膨らませながらも、リネットは図書館へ行くことにした。
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