義弟の甘い罠は壊れるほど狂おしく【長編版】
*
「姉さんとデート!?」
家に帰り律を誘うと、目をまん丸にして叫んだ。
次の瞬間、顔がぱあっと明るくなる。
な、なんでそんなに嬉しそうなの?
「ち、違うって!」
慌てて手を振る。
「ほら、同じ事務所の先輩が、律の大ファンで──」
言い終える前に、律はどんどん妄想を膨らませているらしく、顔が緩みっぱなしだ。
「って、聞いてる!?」
私のツッコミも虚しく、律の耳には「姉さん」「デート」の単語だけがこだましているらしい。
浮かれた様子が全身から漏れていて、こっちが恥ずかしくなるくらいだ。
(……ほんとにわかってるのかな。今回の主役は真子さんと律なんだけど……)
先が思いやられる気しかしなかった。
「姉さんとデート!?」
家に帰り律を誘うと、目をまん丸にして叫んだ。
次の瞬間、顔がぱあっと明るくなる。
な、なんでそんなに嬉しそうなの?
「ち、違うって!」
慌てて手を振る。
「ほら、同じ事務所の先輩が、律の大ファンで──」
言い終える前に、律はどんどん妄想を膨らませているらしく、顔が緩みっぱなしだ。
「って、聞いてる!?」
私のツッコミも虚しく、律の耳には「姉さん」「デート」の単語だけがこだましているらしい。
浮かれた様子が全身から漏れていて、こっちが恥ずかしくなるくらいだ。
(……ほんとにわかってるのかな。今回の主役は真子さんと律なんだけど……)
先が思いやられる気しかしなかった。